我が家の群れの場合

我が家には、沢山のWESTIEがいます。それに少しのNORFOLKもおりますが、
全て、去勢はしておりません。
小競り合いもあるし、門の前に人が立てば、みんなで吠えもします。
しかし、これは私のノーという一言で止まります。
または、私がそこに出てきた段階で、やめます。
また、群れの子たちは、どこをさわろうと、急にしっぽをひっぱろうと、
寝ている時に急に抱き上げたりしても、
けっして噛んだり、歯を剥くことは、ありません。
もちろん、人に対して唸ることもありません。
びっくりしたーという顔はしますが。
これは、時間をかけて作り上げた特殊な関係ですので、一般家庭には当てはまらないと思いますが、
それだけ真剣に公平をモットーにしております。
こっちの子は、悪くないのにとかいう甘えは、入りません。
ボスがノーなら、全てノーなのです。
また、ボスが叱っている時に便乗して、叱りに行くやつ。
そんなやつもさらに叱られます。
ややこしくするなと。(笑)
特に若い子たちは、そういう経験を通して、群れでの生活を学んで行きます。
また、
我が家では、子犬たちは、
だいたい、生後5〜6ヶ月以後にWESTIEの群れに入れ、団体生活を学ばせます。
それまでは、母屋でじっくりと、人との付き合いを教えます。
それと平行して、子犬の教育も母屋組みのプチ・群れで学ばせます。
つまり、母親、兄弟から群れへとバトンタッチです。
これは、だいたいワクチンも済んだ生後2ヶ月頃からでしょうか。
現在のプチ・群れのグループは、シェルティのシェリー、それにNORFOLK TERRIERのNAVI、BINGO、GOKUU、
WESTIEのMOMIZIで、
特にシェリーは、痛く噛むと怒り、また、辛抱強く良く遊んでくれます。
(よって、子犬たちは、みんなシェリーが大好き〜♪)
ボール大好きのNAVIは、見ていると所有権を教えています。
つまり、今手元で守ってるボールを横取りは、絶対駄目ということを。
よって、所有権放棄をするまで、辛抱強く待ってられる子になります。
こうして、いろいろ学び、1歳前後になって、我が家のピックアップ(サイズとか、性格とかの対象)からはずれ、
ペット(家族の一員)として、他家にいく場合にも、
とっても扱いやすい、誰とでも遊べる子になっており、喜ばれております。



MOMIZIの場合

わがまま?で、すぐにがうがういうMOMIZIですが、
たとえば、寝ている時にベットを占領して、端に退けようとするとがうという。
自分のお気に入りの場所にこもって、おもちゃを守って、がうという。
(まあ、MOMIZIががうがう言うのは、この2例位ですが。)
でも、がうじゃあないでしょうと言い聞かせれば、止みます。
しっかり噛み付きの抑制も出来ているので、一緒に寝ていて、わたしの寝返りなどでびっくりしても
がうといっても噛むということは、けっしてありません。
また、一時期群れにいたこともあるので、誰がリーダーかも良く分かっていますし、
それに、母親とも思われているので、私としてはあえてこのわがままを許しています。
また、
MOMIZIが家の中で自由にしていても、群れの中で遊んでいても、
自由に振舞っても、ずるーいと喧嘩を売られるということは、ありません。
これは、群れのみんなが、MOMIZIは、ボスの大事だから、
なにかしたらとんでもないことになるということを、理解しているからでしょう。
そして、私の保護下で安心だから、自由にわがまま言えるというのを
MOMIZIも彼女なりに理解しているので、上手くいってるのだと思います。
(よって、群れのなかでは、かなり強気〜)
猫は親より学習します。親からのみ学習します。
しかし、犬は、親、兄弟、仲間より学習します。

人間の手で、生まれた時より育ったMOMIZIにとって、この群れでの生活が、
良かったのだと思います。
だだ、わんこ同士のがうがう遊びには、付いていけないみたいですが。

そんなMOMIZIに、ある進展がありました。
MOMIZIが、ソファーやベットの上などでリラックスしてる時に、ごろんしようねなどと言って、
遊びの一環として、あおむけにする。
これは、無理にではないので、彼女もリラックスできる。
それを何度か繰り返すうちに、
寝ているときに、ずるずると場所を移動しても、がうと言わなくなった。
されるがままに。
また、寝返りなどでぶつかっても、がうと言わなくなった。
もちろん、噛むまねも。
最近は、分離不安を治そうと、ドギークローク等を利用して、短時間から始めています。
始めは、ないたり過呼吸になったりで大変でしたけど、
今は、ある程度待ってられるようになりました〜

このMOMIZIの分離不安に気付いたのは、2歳を過ぎてでした。
お家での留守番も、また、車の中なら長時間でも待ってられる。
(これは、ここにいれば必ず私が帰ってくるということを理解しているから。)
そして、その間けっして吠えない。
これは、犬をみても、人をみても、どんなときも吠えないMOMIZI。
吠えるのは、うるさい子を叱る時。
これも、自分の家の子の場合に限りなので、まさか、分離不安で、私を呼ぶためになくとは。。。
とっても不覚でした!!
今は、ある程度悟ってきたようです。
あとは、どこでも長時間でも出来るようにするというのが、今後の課題です。


一般家庭の子は、限りなくMOMIZIに近いと思います。
そのMOMIZIも、もう4歳半。
訓練士の方などにしつけの相談などすると、
年齢を聞いて、その年齢では。。。と言われるといいますが、
WESTIEは、別でしょう。賢いです。必ず悟ります。
年齢etc.とは関係なく、日々、進化しています。
よって、
躾とはけっしてあきらめないことではないでしょうか。
あきらめたときに全て終わります。


それから、これは私個人の考えですが、
躾けにトリーツ(ルアー)を使うというのは、行っておりません。
(ダンバー博士のBOOKにもあるように、何かを教えるというトレーニングには、必要かとも思います。)
以前にも書いたと思いますが、
犬は人に誉められるのを無上の喜びとすることの出来る唯一のすばらしい生き物だと思います。
トリーツを使うというのは早道ですが、やり方を間違うと
又、やり過ぎは、手元だけを見ている子になってしまいます。
なにかをしたのだからと、欲求する子になってしまいます。
沢山のスキン・シップで、沢山の言葉かけで、愛犬との絆を作っていきたいというのが、私の信条です。
(トリーツを使うのとおやつをあげるのは、別だと考えています。)
急がば回れでしょうか?(笑)

MOMIZIのこの笑顔をいつも見ていたい〜〜ですね〜♪



なぜMOMIZIが特別なONLY ONEかは、そして、わたしが母親かは、HPのI love MOMIZI ♪をご覧ください。


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