躾けについて。。。考えましょう。U


ペットOKのいろいろな施設が増え、飼い主の方の家族の一員という意識も高まり、
そんな中で、最近は、多頭飼いをする方が、増えています。
そして、それは、当然1頭飼いでは味わえない醍醐味もありますが、
飼い方をあやまってしまうと、これからの長い年月が、とっても苦痛なものとなってしまいます。
ここでは、そんな躾けについて、書いてみたいと思います。
但し、
個体差がありますので、全てに当てはまるわけではないことをご了承くださいませ。
また、常にわんちゃんの立場に立って考慮することも忘れないでください。


多頭飼いの躾け

多頭飼いのスタートは、だいたい、始めの子が何歳かになって、
手が離れたので次の子を迎えるというケースが一番多いと思います。
始めの子をちゃんと躾けてあれば、教わる部分もありますが、始めの子に全てを任せてしまうと

始めの子との間に絆を作って、要領の良いだけの子になってしまいます。
そして、その子が成長した時に、その子が力をつけた時に、これは、野生の群れではあたりまえのことですが、
リーダーを変わろうと、ちょっかいを出したり、喧嘩を売ってみたりで、自分の力を試し、
さらに、自信がついた時に、転覆を計ります。
特に男の子同士の場合に。また、女の子同士の場合にも。
野生の群れでは、これが世代の交代です。
そうなる前に、人がリーダーシップを取りましょう。
誰がリーダー(ボス)かを、しっかり教えましょう。
人といっしょに人の社会のなかで暮らすのに、野生は入りません。
(野生的とテリア・キャラクターは、違います。)

では、どうすれば良いか?
1対1の時間を作ること。始めの子にしたのと同じように。
始めの子は、お散歩も一人だったでしょう?
(一人で知らない所に行けば、リーダーを頼ります。恐くないよねと。)
時間的には短くても良いから、
次の子にも、そんな時間を作ってあげましょう。もちろん、次の次の子にも。そのまた次の子にも。
訓練士のかたの訓練を見ていると、必ず短時間でも1対1で訓練をしてますよね。
その結果、多くの犬をいっぺんに扱えるようになれる。
同じことなのです。
小さいころよりこれらを行っていれば、それほどたいへんな問題には、ならないはずです。
そうとは知らず、成犬になってしまって、ある時期が過ぎて喧嘩を始めた場合、
今まで仲が良かったのに とか いつもは仲よしなのに とか
また、原因は飼い主の取り合いだからと密かに喜ばないで、
この時は、喧嘩両成敗です。
ふたりとも別々のゲージに入れるとか、リビングから追い出すとか、罰を与えましょう。
この時に上の子は悪くないのにと、下の子だけを罰すれば、抉れます。
機会を狙って、上の子のようになろうとします。
人間で言えば、上の子だけずる〜い〜という感情です。
また、上の子は上の子で、増徴してしまうかも知れません。
あくまでもリーダーは、人間(飼い主)であって、そこに甘い感情は許されません。
毅然とした態度を。
WESTIEは、慣れるより、悟るです。
中途半端にいつもがみがみ?怒ってるより、悟らせてあげてください。

今からでも遅くない。躾けようと思った時が、決心した時が、最大のチャンスです。
ピンチは、チャンスです。
人は必ず彼らのリーダーになれます。
あなたの大切なWESTIEのために、頑張りましょう。
また、去勢、避妊をするというのもひとつの手段です。
抑えるのに自信のない方は、多頭飼いの場合だけでなく、1頭飼いの場合にも早めの決断を。
(年齢がいってより、若いころの方が、順応性があります。)


躾をするための絶対条件

あなたのWESTIEが、あなたを信頼してくれたら、躾けはとってもスムーズにいくことでしょう。
そのためには、信頼関係を築くためには、どうしたら良いか?
これは、とっても簡単なことです。
絶対に騙さないこと。からかったりしないことです。
WESTIEは、プライドが高いので、とても傷つきます。
言葉が分からないと思わず、約束は、ちゃんと守ってあげましょう。
からかう(特に人のお子様の場合)のも絶対にタブーです。
こういう環境で育ったWESTIEは、情緒不安定になってしまいます。
また、あたりまえのことですが、十分に遊んであげる、特にパピーの時代に。
これも、信頼関係を築くのにとても大切なことです。
人の子を育てるのと同じくらい、真剣に真面目に付き合ってあげてくださいね。





我が家の場合について

尚、始めの子を完全に頼って、しっかり服従するタイプの子なら、この限りではありません。
特に下の子を保護しようという気持ちの強い上の子の場合は、任せておいても大丈夫です。
こういう子は、下の子をちゃんと躾けることが出来るでしょうから。
あくまでも、ケース バイ ケース です。



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