躾について。。。考えましょう。T
何故、躾が必要か?
元来、犬は、吠える、噛む、飛びつく、マーキングを含めて至る所で排泄する。
これらは、人にはとっても不快なことでも(問題行動でも)
野生の状態で暮らしていれば、ごくあたりまえのことです。
しかし、人と一緒に、人の社会で暮らして行くには、
人間社会のルールをきちんと教えなければなりません。
近年、ドッグランやドッグカフェが、数多く出来て、そういう場所に行く機会も増え、
愛犬を連れて、是非行ってみたいと思う時、大丈夫なように頑張りましょう。
以前にも書いているので、重複することもあると思います。
ご了承ください。
また、ここでは、犬の社会性の躾について書きたいと思うので、
トイレの躾etc.は、省略させていただきます。
無駄吠えの躾
犬は、自己主張の方法として、何かを伝えるために吠えます。
甘え吠えや欲求吠えetc.
しかし、いちいちそれに答えてしまうと、また、許してしまうと、
吠える=なんでも通ると理解してしまいます。
まずは、無視を。
吠えてうるさいから、サークルから出してあげる。
吠えてうるさいからだっこする。遊んであげる。等は、絶対にやめてください。
彼らの欲求に従うのではなく、こちらの都合で、サークルからだす、抱っこをする、遊んであげること。
それでも、吠える時は、しかること。
大きな声で、ノー(うるさい)と言って黙るなら、OKです。
それでも吠えるなら、大きな音の出るものでびっくりさせるのもいいでしょうし、
(新聞紙を丸めたもので床をたたく とか 空き缶をいくつか袋に入れ、がちゃがちゃ言わす。これを投げる。等)
マズルを持って、押え込んでしまうのも一手です。
静かになったら、声を掛け、ほめてあげましょう。
あくまでも、主導権は、こちら側に。
愛犬と主従関係を結ぶためには、基本中の基本、とても大切なことです。
噛み癖の躾
子犬の時は、犬は何でも良く噛みます。
歯の生え変わりで歯が痒いことでもあるので、これもあたりまえのこと。
かわいいからと、何でも許してしまうと噛み癖をつけてしまうことになります。
野生の犬の社会では、子犬は、この噛むことにより、大人の犬や兄弟より、
痛く噛めば怒られ、反撃を受け、加減を教わります。
つまり、噛み付きの抑制を学びます。
でも、人と暮らす家庭犬の場合、これを人が教えなければなりません。
牙が武器となると理解するまえに。
噛んでも良いもの悪いものを教えてあげてください。
また、加減を教えるために、手などを噛んだら痛いとオーバーに言ってやめてくれたら、
また、なめてくれたら、理解の早い子でしょう。
駄目な時は、前足を口の中に入れ、マズルを手で思い切り閉じさせる。
つまり、自分で自分の手を噛むことになるので、加減を理解できます。
上唇(下唇)を中に入れて、噛ませるのも一手です。
そんな余裕のない方は、首根っこをつかまえ吊るし上げる、首根っこを上から地面に押さえ込む。
ひっくり返して(仰向けにして)押さえ込む。
そのときには、ノーやいけない等、強い口調でたしなめることも忘れずに!!
そして、これは、きゃいんというくらいやらなければ、意味がありません。
服従の躾
つまり、服従を教える、誰がボス(リーダー)か教えること。
私的には、WESTIEはプライドが高い犬種なので、これは必要ないと思うのですが、
(そう、今まで言ってきたし、書いてもきました。)
近年、叱れない、叱り方が分からない、また、小さいからかわいいからと甘やかしてしまう傾向にあるので、
小さいころからならOKでしょうと思うやり方を記したいと思います。
これは、小さければ小さいほど良い。
仰向けにひっくり返すこと。
始めは、あわてて起きようとあばれるでしょう。噛み付こうとする子もいるでしょう。
ぎゃあぎゃあ鳴く子もいるでしょう。全て無視すること。
そのまま押さえ込んで、相手が力を抜くまで頑張りましょう。
この時に、ちゃんと目を見ること。目力も使いましょう。これで、子犬はアイ・コンタクトも学びます。
そして、
力を抜いて、リラックス?したら、いいこね〜とほめてあげましょう。
口をパクパクしてたら、文句を言っている証拠。もうしばらく、仰向けに。
このくりかえしで、この人にはかなわないを教えること。
ちゃんと理解するまで、できれば毎日やりましょう。
ただ、すでに成犬になってる子には、無理かとも思うので、他の方法を探してください。
最後に躾とは、あなたが信頼できる、頼りがいのあるリーダーだと教えること。
けっして、体罰などで暴力的に支配することでは、ありません。
躾と信頼関係は、相互作用だと思います。
そして、リーダーと理解出来れば、それは、子犬にとっても精神的に楽になることなのですから。
なぜならば、リーダーに従って、頼ってればいいのですから。
また、躾とはけっしてあきらめないこと。
あなたの望む愛犬の姿がそこにあります。
社会の迷惑になる犬にしないでください。作らないでください。
そして、放り出さないでください。
常にわんちゃんの立場に立って考えてあげてください。
それだけ、犬のオーナーになるということは、責任のあることなのですから。
それから
躾をすることによって、愛犬との絆を深めるのに、一番大切なこと。
犬は、言葉が分からないと思わず、常に話しかけてあげてください。
言い聞かせるというのもとっても大切なこと。
いつか、必ず理解します。
あなたの子犬を信じましょう。
犬慣れ人慣れ音慣れについて
これは、躾ではないけど、自宅と自宅の庭以外は、出さないというのなら別でしょうけど、
お散歩に行ったり、ドッグランに行ったりで、他の人や犬と接触する機会も多々あります。
そのときに、おびえて吠えたり、攻撃的になったりでは、どこにも行けません。
小さいころより、いろいろな人に触ってもらう、かわいがってもらう。
人って良いもんだということを教えましょう。
また、いろいろなところに連れ出して、いろいろな音を聞かせ、大丈夫だということを教える。
音には、意味があること、恐くないことも教えましょう。
いろいろな犬と遊ばせる機会を作って、社会性を身につける。
しかし、これが、一番やっかい。
噛みつきの抑制の出来てる犬なら、良いのですが、
また、同じような子犬同士なら、良いのですが、
下手な相手だと、怪我をしてしまいます。殺されてしまうかもしれません。
慎重に相手を選んであげましょう。
近年は、犬の幼稚園なるものも出来ていますし、パピー教室etc.もあります。
このような施設を利用するのも一手かとも思います。
それでは、
あなたの大切なWESTIEのために、躾けるなら今しかない子犬のために、頑張りましょう。
ここに書いたようなやり方で子犬を躾けるのは、これは、あたりまえのことですが、あくまでも健康な子犬に対してです。
先天的に障害をもっている子や健康を害している子には、命にかかわるので、やめてください。
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