あなたがあなたのWESTIEに赤ちゃんを産んでほしくなったら。。。
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次のことを真剣に考えてください。
母犬の健康状態
WESTIEは、けっしてお産の軽い犬種では、ありません。
ときには、帝王切開になることもあります。
それに耐えうる体力があるか。
また、ワクチン・駆虫等は、当然終わっていなければなりません。
遺伝的疾患がないか
たとえば、あなたのWESTIEが、アレルギーで悩んでいたとします。
もし、その子にお産をさせてしまった場合、
同じ悩みや苦しみを次の子にも、伝えてしまうことになります。
それだけ、繁殖とは、責任を伴うものだということを
肝に銘じてください。
(アレルギーは、遺伝的要素が高いことが近年の獣医学でわかってきました。)
これは、うるさい性格などにもあてはまることです。
WESTIEは、元来無駄吠えをしない、アイコンタクトの出来る犬種なのですから。。。
血統書の勉強をしましょう。
先祖にどんな犬がいるか、調べてみましょう。
CLICK→スタンダードの勉強をしましょう。
英国の WESTIES TODAY (Mr.DEREK TATTERSALL)に、
わかりやすく書かれています。
親犬を越える子犬を産ませる努力をしましょう。
そのために、スタンダード(犬種基準)があるのです。
おおくの世界中のブリーダーさんの努力が、台無しにならないように。。。
近年、日本のWESTIEは、頭部が軽く(小さく)、体のサイズが大きくなる傾向にあります。
スタンダードでは、サイズは、体高(足先から肩までの長さ)が、
11インチです。
これは、全世界共通です。
ヨーロッパのDOG SHOWでは,近年とてもうるさく言われるようになってきました。
審査員もオーバーサイズよりは、アンダーサイズのほうをとるよう(入賞)にしています。
良い♂犬を選びましょう。
普通は、♀犬の遺伝が70%といわれています。
しかし、ちゃんとラインブリードしてきた♂は、
自分の良い遺伝子をかなりの確立で子犬に伝えます。
これを 子出しの良い♂といいます。
そのような♂を配した場合、アウトブリードになってしまっても、
一胎のなかに輝く子を見ることが出来るでしょう。
同じタイプ同士を組み合わせましょう。
あなたのWESTIEが、ハイオンタイプ(脚が長いタイプ)で、
どうしてもスクエアタイプの子犬が産ませたかったら、
ある程度固定するのに、3代かかります。
同じタイプの♂を3代にわたって配さなければなりません。
とても時間と動力のいることです。
最後に、良いWESTIEとは。。。
健全であること。
頭部大きく、毛質硬く、小さくても骨量があること。
そして、あくまでも短脚テリアであるということ。
(しかし、長胴ではない)
つまり、横からみて、スクエア(正方形)である。
また、性格は、明るく好奇心に満ち、けっして、シャイではない。
なんにでも突進していってしまうような、荒い性格のものをテリアキャラクターと考えがちですが、
真のテリアキャラクターの持ち主は、
自分をもっていて、もっとおだやかです。
やるときにはやるってタイプ。
WESTIEは、体臭、抜け毛の少ない、無駄吠えをしない、アイコンタクトの出来る犬種です。
いちど飼ったら、また飼いたくなる犬種です。
もう、こりごりの犬をどーぞ、作らないでください。
それが、全世界のWESTIEのブリーダーの願いです。
あなたがあなたのWESTIEを赤ちゃんのパパにしたくなったら。。。
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次のことを真剣に考えて、覚悟してください。
つまり、交配を経験させることによって、♂に目覚めさせてしまいます。
今まで、他の♂とも遊べた子が、他の♂に対して攻撃的になってしまって、遊べなくなってしまったり、
他の♂に対して、やたら吠えるようになってしまったり、
(ひどい場合は、全ての犬に対して、やたら吠えるようになります。)
お部屋ではマーキングしなかった子が、肢をあげるようになってしまったり、
また、♀の子を見れば、やたらくんくんしたがったり。。。
特にシャイな子ほど、この傾向が強いようです。
確かに、自分の子のBABYを見たいという気持ちは分かりますが、今、人とワン君の関係がBESTなら、
そして、その関係を維持したいなら。。。
良く考えましょう!!
経験させてしまってから、あわてて去勢手術をほどこしても、元の性格に戻れるものではありません。
それでも、パパにしたかったら、最低、次のことはクリアしていなければいけません。
歯のかみ合わせは大丈夫か?
睾丸は、ちゃんと2つ降りているか?(2つあるか?)
サイズは?(体高は?)
性格は?(シャイな気質は遺伝します。)
遺伝的欠陥はないか?
アレルギー体質は、遺伝します。アレルギーを持っている子は、どうぞ、繁殖には使わないでください。
また、2004年4月から、繁殖に使う全ての♂は、DNA鑑定が必要になりました。
その時に横からの体型写真が必要になります。
近親繁殖の場合
親子または、同じ父母から生まれた兄弟同士による繁殖は、許可制になりました。
事前に繁殖計画書をJKCに提出、JKCにて審査を受け、許可を受けることが、義務づけられました。
違反の場合、血統書の発行はありません。
繁殖計画書は、交配予定の60日前までに提出。
近親繁殖であることを明記した血統書の発行。
詳細は、JKCへお問い合わせください。
近年 このように厳しくなったのも全犬種において(特に流行犬)乱繁殖による犬質の低下が烈しくなったので、
その予防策でしょうか?悲しいことですね。
♀犬側はもちろんのこと、♂犬側ももっと勉強して欲しいということでしょうか。
責任があるのですから。。。
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