はじめに。。。
これは、WESTIES TODAY (Mr.DEREK TATTEDSALL) に書かれている
FCI BREED STANDARD の完訳です。

いかなる場合でも、無断転用は、かたくお断りいたします。


FCI BREED STANDARD

GENERAL APPEARANCE
一般概貌
強靭で深い胸郭と真直ぐな背線、そして、
筋肉が良く発達した後肢を持つ。力強さと快活さを備え持っている。
(図1参照)
CHARACTERISTICS
特徴
小型で快活、元気旺盛で勇敢で、いたずらっぽく腕白な外観を持つが、
温順な性格である。
TEMPERAMENT
気質
機敏で陽気、勇敢で、自立したタイプであるが、友好的である。
HEAD & SKULL&MUZZLE
頭部
スカル(頭蓋):わずかにドーム状を示し、
正面から見ると滑らかな輪郭をあらわす。
耳から目の位置にかけては、わずかに次第に細くなっている。
アクシパット(後頭部)から目の位置までの距離は、
マズルの長さよりわずかに長めとなる。(図2参照)
ヘッド:濃い被毛で覆われ、正しい角度、
つまり頚椎より小さい角度でついていること。
(あごが上がるような)開いた角度で、ヘッドが保たれていないこと。
マズル:目からマズルにかけてわずかに細く成って行く。
マズルは太く、ストップは明瞭であること。
なか凹(びく)でも、目からすぐに下方に向いてもよくない。
顎(あご):力強く水平である事。
鼻:漆黒で、十分な大きさを持ち、マズルの部分と滑らかに
繋がっていること。前方に突き出ていない事。
EYES
広く離れて位置し、中庸の大きさを有し、まん丸ではなく、
より暗色の方が好ましい。
わずかにヘッドに入り込む感じで、
濃い被毛より覗く突き刺すような眼差しは、シャープで、
その賢さを表す。
EARS
小さい、三角形のたち耳。
両耳は離れすぎず、近すぎて位置していてもいけない。(図3参照)
被毛は短く、ベルベット状で切らない。
但し、トップの部分は、フリンジが無いこと。
トップの部分が丸かったり、幅広や、大きく分厚い耳、
また、被毛のありすぎるものは、望ましくない。
MOUTH/TEETH
口/歯
両犬歯の間があるほど、要求されているいたずらっぽい
腕白な表情となる。
この小型のサイズの犬にしては、大きい歯を持ち、
シザ−ス・バイトである事。
つまり、上顎の切歯が、下顎の切歯の前にわずかに接触し、

鋏のようにかさなること。
NECK
要求されている頭部を支えるのに十分な長さがあり、
良く筋肉が発達していて、
十分な傾斜角度を持つ肩の、付け根に向かって、
徐々に太くなっている。
FOREQUARTERS
前駆、前肢

前肢が、自由に、ボデイに対して平行に出るよう、
肘がキチンと胸壁を支えている。
短足で、筋肉が良く発達しており、真直ぐで、
短めの堅い被毛で厚く覆われている。(図4参照)
BODY コンパクトであること。背線は真直ぐで、腰の部分は幅広く力強い。
胸は深く、肋の上半ではアーチを描き、両脇では平らな外観を有する。
肋は十分な深さを有し、自由なボディの動きが出るよう
最終肋骨から腰にかけて、短いほど良い。
HINDQUARTERS
後駆、後肢
力強く幅があり、筋肉が良く発達している。肢は短く筋骨たくましい。
大腿部も筋肉が良くついており、幅広く離れすぎていない。(図5参照)
飛節には角度があり、静止及び歩行中に後ろ足同士が
程よく接近するように、胴の下に組み込まれていること。
真直ぐであったり、飛節の角度の弱いものは、望ましくない。
FEET
四肢
前足は、後足より大きく、丸みを帯びていて、サイズに見合った
大きさで、肉厚で、力強い肉球を有し、短い粗い被毛で覆われている。
TAIL
5−6インチ(12.5−15cm)の長さで、粗い毛に覆われていて、
ふわふわ毛はなく、出来る限り真直ぐで、垂直で、陽気に、
かといって、背にしょってしまってはいけない。
長すぎる尾は、望ましくなく、断尾することはない。
GAIT/MOVEMENT
歩様/動き
自由で、真直ぐに、前肢は肩よりのびのびと出、
後肢の動きもスムーズで、力強く広がらない。
膝関節と飛節は柔軟で、飛節は胴の下で強いドライブ(蹴り)を有す。
前足のぎこちなく、堅苦しい歩様、
また、カウホック(後肢X脚)は、望ましくない。
COAT

ダブルコートであること。
堅く粗いアウターコートは、約5cm(2インチ)の長さで、
ちじれていてはいけない。
アンダーコートは、緻密で柔らかく短い。
オープンコート(まばらに生えた被毛)が、もっとも望ましくない。
COLOUR
白。
SIZE
大きさ
き甲の部分の高さで、約28cm(11インチ)
欠陥 上述の各項目から外れているものは、欠陥とみなされる。
重大欠陥は、その欠陥の度合いによって、考慮される。
注釈 オスの場合、正常に睾丸が降りていなければならない。

1987年6月23、24日のイスラエルでのGeneral Assemblyにて承認されたものを
記載しています。

訳。Ms.KEIKO.N.