尊厳死を考える
2007.5.3 娘の愛犬だったシェルティのセナが、16才10ヶ月の命を閉じました。
晩年は、心臓病、歯槽膿漏と戦いながらも、老人ボケや徘徊もなく、足腰は弱っていたものの、
寝たっきりになることも獣医さんの世話になることもなく、まるでローソクの火が消えるように、
苦しむこともなく、
久々に帰郷していた娘に看取られて、天寿を全うしました。
その最後のお顔は、眠るようにとても穏やかでした。
この日は、娘のバースディでもあり、バースディ=命日となりました。
きっと、いつまでも忘れないで〜いつもいっしょにいるよ。ありがとう〜というメッセージだったのでしょう。
みごとな大往生でした。
ヨーロッパの友人より
「最高の最後の飼い主への贈り物は、その寿命を健全にまっとうすること。
その命が、ローソクの火が燃え尽きるように消えていけば、
飼い主も幸せだね。合掌」
たくさんのわんこの最後を看取った私としては、
まさにそのとおりだと思います。
わんこの寿命は人に比べてとても短い!!わずか十数年です。
犬の十戒ではないけど、
後になって後悔しないように、
日々
人間の都合ではなく、わんこの立場に立って、精一杯のことをする。
これが大切ではないでしょうか。
わんこはおもちゃでもステイタスでもないのですから。
ちゃんと心を持っている命なのですから。
命の重みをいつもしっかり考えましょう。
全ての飼い主は、その命を預かっている責任があるのですから。
全てのわんこが健全なる一生を送れますように。。。合掌